冷え症
春は、夜と日中の気温差が1年で一番大きく、10℃以上の気温差があることも…
人は、急激な温度変化に弱く、朝寒く、昼暖かい…など大きな温度変化があると体調を崩しやすくなります。
春に発症しやすいものとして、膀胱炎 痔 神経痛 腰痛 関節痛 皮膚病 等々。
いずれも、もともとの体質に「下半身および腰の冷え」がある人に発症がみられます。
冷え症は、女性に多く、高齢で夜間頻尿があるようになると男性にもあらわれるようになります。
<冷え症に多く見られる症状>
- 〇夜間頻尿…高齢者が多い
- 〇手足のしびれ・冬にしもやけが出来る
- 〇暑い夏でもクーラーをあまり好まない
- 〇胃腸の調子がよくない
- 〇便秘 または 軟便…お通じの不調
- 〇咽頭痛(のどの痛み)やのどの違和感が、久しく続く
冷え症を悪化させる生活習慣
- 冷飲冷食
- 冷蔵庫から出してすぐに飲んだり食べたりするもの
例えば…アイスクリーム 炭酸飲料 ヨーグルトなど - 少食
- 過激なダイエット 食の細い人
- 運動不足
- 室内で寝ている または 座っている時間が多い
- ストレス
- 精神的ストレス および 気温差などによる環境的ストレス
<症例>
43歳女性 149cm 41kg
- 発症:
- 数年前
- 主訴:
- 冷え症
- 随伴症状:
- 手湿疹 指関節の変形 爪の割れ
- 性格:
- 久しく病院治療で良くならず、疑心暗鬼になっている
- 憎悪因子:
- 冬期と夏のクーラー(職場)で悪化
- ○判断
- 非常に食が細く、血の原料が足りてないのに、生理があるため"血虚"が重い
血を蔵す肝の経絡が空虚となり、無防備となった足元などから冷えが侵入しやすい状態
指の変形(中医学的に骨は腎)もあり、下焦(下半身)を温めることと、
食細いので中焦(胃腸)の冷えも考慮する - ○治法
- 温経散寒 養血通脈 脾腎双補
- ○方剤
- 主薬である大辛大熱の附子は通常より加量として、その重要な効で補腎温陽し、化気行水を強めて水気を除くとともに、白朮と茯苓で脾運も強めて水湿の産生を防ぎながら水気を除く。
辛温の生姜は通陽散水の効によって附子を補助しながら、温胃の力で白朮と茯苓の運脾を助ける。 - ○経過
- 当帰は補血活血して血流改善し、芍薬とともに肝血を補う。桂枝・細辛は体を温め代謝を良くしてからだの冷えを改善する。おうぎ・附子で、胃腸と腰下を温め、全体の症状を改善する。
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