自律神経失調症
さまざまなストレスにより、自律神経系が乱れて、頭痛や耳鳴り、食欲不振・慢性的な疲労感などの”自律神経失調症”特有の不定愁訴が現れてきます。
ストレスには、多くの人が思い浮かべる”精神的な負担”もあれば、”身体構造的なもの”や”飲食の不摂生”、”気温や温度等の環境変化に身体が順応できない”ことも含まれます。
同じくらいのストレスを受けても、みんな症状が出るわけではありません。
精神的ストレスや環境変化ストレス(引越・近所問題・介護・人間関係・仕事など)がつづいて、症状が出やすい人は、”気虚”・”陽虚”体質をお持ちの方が多いようです。
美味しく1日3回しっかり食べて、適度な運動と十分な休息が取れている人は、さまざまなストレスに対する抵抗力ができて、自律神経系が乱れることはありません。
摂食ダイエットや昼夜逆転の生活、過労がつづくとストレスに弱くなり、ささいな出来事や、季節の移りかわり時、に”自律神経失調症”が発症しやすくなります。
<自律神経失調症を発症しやすい性格や環境>
- ○真面目な性格で思い通りにいかないと気が済まない人
- ○睡眠時間が少ない人・昼夜逆転生活の人
- ○外出が少ない人…気持ちを安定させるセロトニンの生成に影響
- ○食事を抜いたり、少食の人…気持ちを安定させるセロトニンの生成に影響
- ○解決できない(久しく続く)精神的ストレスがある人
<症状>
下記の症状の中で5つ以上あれば自律神経失調症がうたがわれます。 頭痛・頭重感・ふらつき・めまい・息苦しい・動悸・胸部の圧迫感・血圧や体温の変動・胃のむかつき・胃痛・吐き気・下痢・便秘・腹部膨満感・陰部の違和感・排尿異常・残尿感・月経痛・月経周期がばらばら・冷え・のぼせ・しびれ・ふるえ・耳鳴り・肩こり・腰痛・口渇・ドライアイ・多汗・皮膚のかゆみ・不眠・不安感・イライラ・極度の緊張・疲労感…など<症例>
57歳女性 153cm 34kg- 発症:
- 4年前
- 主訴:
- 耳鳴り
- 随伴症状:
- 頭痛・頭重感・ふらつき・動悸・胸部の圧迫感・不安と緊張・胃のむかつき・食欲不振
- 憎悪因子:
- 一度に多くのことを考えないといけない時(焦燥感)、春先と秋口に悪化
- ○判断
- 小食で非常にやせており、舌のふるえもあることから、血虚による肝陽上亢で化風の状態。邪が胆経(肝の腑)の通る耳の気血運行に影響して、耳鳴りや諸症状を発症。
- ○治法
- 滋陰養血、平肝そく風
- ○方剤
- 当帰、芍薬、川きゅう、地黄で滋陰養血と柔肝し、補気の黄ぎで補血を強め、平肝そく風の釣藤鈎で風動を鎮める
- ○経過
- 漢方薬の飲み忘れも多く、症状改善を実感できるまで3か月かかったが本人の満足感あり
ご相談の多い病気
- 自律神経失調症
- アトピー
- 不妊・子宝相談
- ダイエット
- 肩痛・肩凝り
- 子宮内膜症
- 無月経・月経不順
- 高血圧
- 低体温
- 糖尿病
- 突発性難聴・耳鳴り
- 不眠
- 頭痛
- 腰痛
- めまい
- むくみ
- 夜間尿
- 冷え症
- 神経痛
- 汗が止まらない
- 逆流性食道炎
- 更年期障害
- 食欲がない(食欲不振) 胃腸の不調
- 便秘 痔・ 便が出にくい 下痢と便秘を繰り返す
- 膣炎 陰部の痛み 陰部のかゆみ
- あざ しみ
- 湿疹(しっしん) 蕁麻疹(じんましん) ニキビ
- 帯状疱疹 後遺症
- 基礎体温の異常
- 高プロラクチン血症
- 子宮筋腫
- 精子異常
- 不育症 着床障害 免疫異常(不妊)
- COPD(慢性閉塞性肺疾患) 呼吸しにくい 息苦しい
- リウマチ 指関節・手首の痛み・腫れ
- 円形脱毛症 抜け毛 薄毛 発毛 育毛
- 痛風(尿酸値異常) 足の痛み・腫れ
- その他
- おしっこ(尿)が出にくい 排尿困難
- タンパク尿 尿糖 尿の泡 尿の濁り
- 視力低下 かすみ目 近視 遠視
- 失禁 尿もれ おねしょ
- 尿路結石 尿管結石 腎臓結石 排尿痛
- 認知症 記憶障害 物忘れ 思考力低下
- 膀胱炎 排尿痛 排尿困難 陰部の違和感 頻尿
- 月経異常
- 月経痛 生理痛(月経困難症)