糖尿病
膵臓のβ細胞が破壊されてインスリンが欠乏するⅠ型糖尿病は別として、大半の糖尿病は生活習慣が関係していると言われています。
主なものとしては、肥満・過食・飲酒過多・ストレス・過労などがあげられますが、実際に糖尿病を発症しやすいかどうか、については、個々の生まれもった抵抗力(遺伝的なもの)の大きさが重要な要素になってきます。
糖尿病の発病因子を漢方的にいえば、脾胃虚弱の体質(食べたものを脂肪ではなく、血液や熱量などの必要なものに変えたり、身体中に運ぶ力が弱い人)をもった人が、、、脾虚湿盛となり(食べものが、身体に不要なもの…脂肪や水滞…となって鬱積した状態)、その状態が長い年数続いた場合が、まずあげられます。
ほかにも、ストレスから肝気鬱結化火(ほてりやイライラ)の状態が長く続いた場合や、腎精虚損(過労が続いたり、慢性病を長く患って、身体がひどく消耗した状態)により、もろもろの代謝異常から発症する場合などが、考えられます。
糖尿病のチェック項目
※該当する項目の多い方は、早めの生活改善が必要です。
- ( )食べ過ぎる
- ( )お酒を飲み過ぎている
- ( )朝食は食べない
- ( )濃厚な味や、油っこいものを好んでよく食べる
- ( )甘味が好きでよく食べる
- ( )野菜や海藻類をあまり食べない
- ( )遅い時間の夕食で、量もたくさん食べている
- ( )働き過ぎで、休息が少ない
- ( )食事時間が不規則
- ( )太っている
- ( )運動不足である
- ( )ストレスでいらいらしてること多い
- ( )40歳以上である
<症例>
52歳男性 163cm 71kg
- 発症:
- 2か月前の血液検査で血糖が高くなっていると判断
- 主訴:
- 高血糖
- 随伴症状:
- 高脂血症 片頭痛 肩こり 首痛 慢性疲労感
- 生活:
- 夜中遅くまで起きていることが多く、仕事の方も多忙で心身負担大(虚労)
- ○判断
- 元々が脾気虚弱な体質がある中で、久しく過労と睡眠不足で続いたため、脾虚不運で不要な痰湿が蓄積して血管内に停滞(血糖・脂質)
- ○治法
- 補気健脾 化湿化痰 理気活血
- ○方剤
- 黄耆・白朮・人参・甘草で補気益気、半夏・陳皮・蒼朮で燥湿化痰、木香・香附子・丹参・川芎・紅花で理気活血
- ○経過
- 服用を3か月継続した後に血液検査を行った結果、正常値内と判断(ただし、体質と生活状況から再び血糖が上がりやすい状況と考え、服用回数を1日3回から2回に減らして継続)
ご相談の多い病気
- 自律神経失調症
- アトピー
- 不妊・子宝相談
- ダイエット
- 肩痛・肩凝り
- 子宮内膜症
- 無月経・月経不順
- 高血圧
- 低体温
- 糖尿病
- 突発性難聴・耳鳴り
- 不眠
- 頭痛
- 腰痛
- めまい
- むくみ
- 夜間尿
- 冷え症
- 神経痛
- 汗が止まらない
- 逆流性食道炎
- 更年期障害
- 食欲がない(食欲不振) 胃腸の不調
- 便秘 痔・ 便が出にくい 下痢と便秘を繰り返す
- 膣炎 陰部の痛み 陰部のかゆみ
- あざ しみ
- 湿疹(しっしん) 蕁麻疹(じんましん) ニキビ
- 帯状疱疹 後遺症
- 基礎体温の異常
- 高プロラクチン血症
- 子宮筋腫
- 精子異常
- 不育症 着床障害 免疫異常(不妊)
- COPD(慢性閉塞性肺疾患) 呼吸しにくい 息苦しい
- リウマチ 指関節・手首の痛み・腫れ
- 円形脱毛症 抜け毛 薄毛 発毛 育毛
- 痛風(尿酸値異常) 足の痛み・腫れ
- その他
- おしっこ(尿)が出にくい 排尿困難
- タンパク尿 尿糖 尿の泡 尿の濁り
- 視力低下 かすみ目 近視 遠視
- 失禁 尿もれ おねしょ
- 尿路結石 尿管結石 腎臓結石 排尿痛
- 認知症 記憶障害 物忘れ 思考力低下
- 膀胱炎 排尿痛 排尿困難 陰部の違和感 頻尿
- 月経異常
- 月経痛 生理痛(月経困難症)